ご挨拶
この度は『かも、かも、あなたかも』にご来場いただき誠にありがとうございます。
私の作・演出の舞台は、3年前の第10回公演以来となります。
気持ちとしては、もっと前のような気がします。
間にコロナ禍により、全く公演を行っていない時期がありました。
稽古から始まり、小屋入りまで、自分が作演出として関わる感覚に、久しぶりだなぁと思いながら、どこか夢心地でした。
こんなに楽しくて良いのだろうか。
あまりに実感がなく、この挨拶文を書き始めたときも、何を書けば良いかわからず、困りました。
何を書こうか悩み、いろいろ考えて、少しずつここまで来たという実感が出てきました。
一時期、他劇団の公演を拝見すると、最後の舞台挨拶で涙を堪え声を震わせながら挨拶をする姿をよく見かけました。コロナ禍を乗り越えまた公演を打てたことへのいろんな思いが溢れ出たんだろうな。と思ってましたが、この挨拶を書いててはじめて、彼らの涙の意味がわかった気がします。
ただ、ただ、感謝。
書いた脚本を全力で具現化してくれる役者のみんなに。
その物語を時間をつくって受けとってくれる全てのお客様に。
そして何より、コロナ禍を乗り越えまた公演の機会をくださった、劇団という場を守ってくださった大関さんに。
最大級の感謝を。
坂井 和
2022年演劇企画アクタージュは新メンバーを迎えました。
今まで出演歴のある方々なので、改めての新鮮さはあまりないかもしれませんが、これから共に応援していただけますと幸いです。
観劇後の感想などを https://actage.net/mail/ にいただけますと飛び上がって喜びます。
出演
STAFF
【脚本・演出】坂井 和
【舞台監督】大関 雄一
【照明】河浦 あやみ
【音響】坂井 和
【協力】茅原 由佳、枝村 朋美、市川 裕代、大木 希